JFEテクノリサーチのフェロー紹介

溶接・接合のスペシャリスト 安田功一

溶接部は連続的に材質が変化する微視的異材の集合体

溶接部は熱履歴や組成が母材とは異なり、そのメタラジーも急速加熱冷却によって常に非平衡状態となります。またこれに加えて熱歪みや熱応力などが作用して非常に複雑な変形や力学的挙動を示します。言い換えれば、溶接部は異材接合部でなくても連続的に材質が変化する微視的異材の集合体と言えます。

私たちはこのような溶接部で起こっている複雑な現象、挙動をプロの目で見極め、そのメカニズムの解明と課題解決型提案を目指しています。またマルチマテリアル化にともなう新しい溶接・接合プロセスにも積極的に取り組んでおり、お客様の新しいニーズにタイムリーにお応えできるソリューションを提供します。

プロフィール

安田功一

安田功一(やすだ こういち)
溶接・接合 博士(工学)

  • 1978年 大阪大学大学院修了
  • 1991年~1993年 英国The Welding Institute (TWI) 客員研究員
  • 2003年~2007年 JFEスチール(株)接合・強度研究部長
  • 2005年 博士(工学)取得
  • 2007年~2014年 JFEスチール(株)主席研究員
  • 2014年~ JFEテクノリサーチ(株)フェロー

  • 早稲田大学 基幹理工学部 非常勤講師(2008年~現在)
  • 大阪大学 接合科学研究所 招聘教授(2009年~現在)
  • 溶接学会 代表理事(副会長)(2012年~2014年)
  • 日本溶接協会 理事(2013年~2014年)

受賞歴

  • 文部科学大臣表彰 科学技術賞
  • 大河内記念会 大河内記念技術賞
  • 日本鉄鋼協会 学術記念賞(白石記念賞、三島賞)
  • 日本金属学会 技術開発賞
  • 溶接学会 佐々木賞、田中亀久人賞、学術振興賞 他
  • 日本溶接協会 技術本賞、技術開発奨励賞、溶接注目発明賞

代表論文

  • K.Yasuda et al.: Korrosionsverhalten bei Rundschweiβverbindungen an Rohren aus Nichtrostendem Duplexstahl, ZIS (Zeichen Ingeniöser Schweiβtechnik) Mitteilungen, 29 (1987), 3, p229
  • 安田功一、木谷靖 : 厚板のCO2レーザ溶接金属の冶金学的性状、溶接学会、溶接学会論文集、18 (2000), 1, p.95
  • 安田功一、Robert N. Gunn、Trevor G. Gooch : 二相ステンレス鋼溶接金属の組織予測、溶接学会、溶接学会論文集、20 (2002), 1, p.68

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