「磁性材料評価センター」の設置について

磁性材料評価センターの概要

JFEテクノリサーチ(株)(東京都千代田区、代表取締役:影近博)は、“ものづくり”のベストパートナーとして、お客様に業界最高レベルの各種評価技術をご提供していますが、この度、省エネや高効率化が図られているモータやトランス等の電磁気応用機器の開発を支援する“磁性材料評価センター”をソリューション本部(西日本)(岡山県倉敷市)に設置いたしました。

磁性材料は自動車、重電、家電、医療分野など様々な分野でモータ、トランス、電子部品などに多種多様に使用されています。モータやトランスが使用されている製品では省エネや環境から高効率化が命題となっており、そのための新材料開発や開発製品の性能評価のための磁気特性評価のニーズは高まっています。例えば、ハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)化が推進されている自動車分野ではモータの開発が精力的に進められています。

当社は軟磁性材料である電磁鋼板の特性評価を主に行ってきましたが、モータ、発電機、トランス、アクチュエータ、インバータ、電子部品などに使用されている様々な磁性材料の特性評価にもお応えしています。新材料開発、新製品開発に伴って磁性材料の評価ニーズはより高い磁場、より高い周波数域、より微小領域での磁気特性評価やより製品に近い部品状態での磁気特性測定へと拡大しています。

今回、当社ではこのような測定ニーズの拡大に答えるため、以下の新しい設備の導入を行い、様々な磁性材料特性の評価を専門的に行う「磁性材料評価センター」を開設しました。

  1. (1)高磁場直流磁気特性測定装置
  2. (2)高周波交流磁気特性測定装置
  3. (3)磁石磁気特性測定装置
  4. (4)局所磁気特性測定装置

今後新たな評価技術開発にも取り組み、発展する自動車分野、家電・重電分野、ロボット分野、再生可能エネルギー分野などの評価ニーズに応えて参ります。

なお、当社は2月25日に倉敷市芸文館において磁性材料の評価・解析技術のご紹介と新しい磁気特性評価設備をご見学頂くために“磁性材料評価セミナー&見学会”を開催いたします。

参考資料

1.新規導入設備

局所磁気特性測定装置
局所磁気特性測定装置
(1)高磁場直流磁気特性測定装置
電磁鋼板のような軟磁性材料の磁化特性(磁束密度、透磁率、ヒステリシス損)を測定します。従来は磁場の強さは10,000A/mまででしたが、最高80,000A/mまで印加できます。
(2)高周波交流磁気特性測定装置
軟磁性材料の交流磁場での磁化特性(磁束密度、透磁率、鉄損)を測定します。従来は20kHzまででしたが、最高200kHzまで測定可能としました。さらに高周波での測定の場合には1MHzまで測定可能な装置もあります。
(3)磁石磁気特性測定装置
硬磁性材料である磁石の磁化特性(磁化曲線、減磁特性)を測定します。24,000A/mの磁場を発生させる電磁石を装備していますので、ネオジム磁石のような強力な磁石の特性の評価可能です。
(4)局所磁気特性測定装置
多様な形状の磁石から発生している磁界あるいは磁化された軟磁性材料の磁化状態を微小部分を測定し、それらの分布状態を可視化する装置です。
例えば、製品モータに近い状態でロータ(回転子)、ステータ(固定子)の磁気特性の分布状態を測定、可視化することができます。回転するロータに埋め込まれた磁石から発生している空間磁界やロータの磁石によりステータに発生する磁界強度と磁束密度を局所的に測定し可視化する機能を有しています。

2.「磁性材料評価センター」所在地

〒712-8074 岡山県倉敷市水島川崎通り1丁目  地図

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