No.30「 抗菌・抗カビ性評価試験」

No.30
抗菌・抗カビ性評価試験 ~各種製品に対応した抗菌・抗カビ性の評価~

抗菌・抗カビ性について

当社では、鉄鋼材料、樹脂材料などの様々な材料を対象にした性能評価や劣化解析を行っております。これらの試験の一つに、材料の微生物(細菌・カビ)に対する効力を評価する抗菌・抗カビ試験があります。

抗菌・抗カビ性を付与した抗菌製品は、単なる衛生志向品に留まらず、新たに光触媒機能を付与することにより、半永久的に使用できる大気や水の環境浄化部材としても脚光を浴びています。

抗菌試験方法

抗菌試験は、抗菌加工製品と未加工品に規定の菌を接種し、一定時間培養後、生菌数を数え、抗菌性能を定量的に評価します。微生物を使った抗菌試験の代表的な例を表1に示します。製品の材質、加工法、使用菌により、それぞれ規格が定められており、当社ではこれらの規格に則ったバイオセーフティレベル2に相当する細菌とカビまでの試験を行うことができます。

新しい光触媒抗菌試験方法

従来は、紫外線に応答して抗菌効果を発現する製品が中心でしたが、最近では、可視光に応答する光触媒加工品も開発されています。当社では、紫外線から可視光の範囲に対応した光触媒抗菌試験を受託しています。黄色ブドウ球菌を使用した光触媒抗菌試験結果の例を示します(写真1)。可視光照射でも抗菌効果が発現しています。

お客様のご要望に応じて、JIS規定の試験のみならず、抗菌製品開発のお手伝いなども行っております。是非お気軽にご相談下さい。

表1 抗菌・抗カビ試験の規格
材料 光触媒加工 使用菌 規格
金属、樹脂、セラミック等の平板状材料 黄色ブドウ球菌、大腸菌 JIS Z 2801
繊維製品 黄色ブドウ球菌、大腸菌 JIS L 1902
金属、樹脂、セラミック等の平板状材料繊維製品
(紫外線応答)
黄色ブドウ球菌、大腸菌 JIS R 1702
金属、樹脂、セラミック等の平板状材料
(紫外線応答)
クロコウジカビアオカビ JIS R 1705
写真1 四重極型ICP-MS装置
写真1 光触媒加工鋼板の菌液接種8時間後の平板培養結果
【試験条件】
照射条件:白色蛍光灯5000ルクス(紫外線カット)8 時間照射 検体:鋼板(光触媒加工品)
試験菌:黄色ブドウ球菌

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JFEテクノリサーチ株式会社 営業本部