検査・計測

関連メニュー

デジタル画像相関法(DIC)によるひずみ・変位解析

広範囲のひずみ分布を知ることにより、部材の変形状態・破壊のメカニズムを理解することが可能となります

デジタル画像相関法(DIC:Digital Image Correlation)とは

デジタル画像相関法(DIC:Digital Image Correlation)とは、対象物にランダムパターンを塗布し、ステレオカメラで撮像することにより、変化する対象表面の変位・ひずみを解析する技術です。

機械構造部品の材料設計の際、成形品や負荷を受けた構造体の変形状況の把握は極めて重要です。また、開発や設計に用いるCAEの精度向上のため、材料特性パラメータを正確に知る重要性は増大しており、材料試験、機械工学、土木工学、医療工学など、さまざまな分野で活用されています。

デジタル画像相関法(DIC)の原理

  • ランダムパターン変形前後を比較

    変形前後の画像の比較から移動・回転・伸張(収縮)後の同一ポイントのxy座標を精度良く算出できます。

    変形前後画像

    変形前後の差= 変位

    変位の微分= ひずみ

  • ステレオカメラ撮像

    ステレオカメラを適用することで、左右カメラでのx y 座標から3 次元座標X,Y,Z を算出し、曲面上の変位、ひずみ分布が精度良く得られます。

    ステレオカメラ図 ステレオカメラ写真

熱変形挙動解析用装置ラインナップ

熱揺らぎを抑制した、加熱・放冷中の連続的な変形挙動を解析することが可能です。
最新の「装置C」は-60℃の極低温から250℃までの非常に広い温度域で解析が可能です。(加熱・放冷時の変形挙動を動画にて提出。)

入熱方式:伝熱式
 装置A装置B装置C
AEC-Q100(Grade 0)* の温度域に対応
プレートの大きさ 50mm×50mm 150mm×150mm 250mm×150mm
対応温度域 RT~400℃ 0~60℃ -60℃~250℃
加熱・冷却方式 セラミックスヒータ式 ペルチェ式 高低温循環装置式

* Automotive Electronics Council Grade 0:-40℃~150℃

案件ごとにカスタマイズ可能ですので、詳細はお問合せください。

デジタル画像相関法(DIC)の事例

熱変形挙動

機械試験

その他の事例

熱変形挙動

機械試験

作業の流れ

JFE-TEC Newsバックナンバー

このページに関する
お問い合わせはこちらから

JFEテクノリサーチ株式会社 営業本部
0120-643-777

0120-643-777

月~金:9:00~17:30(祝祭日を除く)

?
  • TEL
  • MAIL
  • ご依頼の流れ
  • 質問