耐候性評価（耐候性試験）

耐候性試験とは

耐候性とは、プラスチックや塗料・塗装等の高分子材料が、屋外で使用された場合に、変形、変色、劣化等の変質を起こしにくい性質の事です。

変質要因として、太陽光からの紫外線、熱（赤外線も含む）、雨水などによる加水分解や浸食作用、酸素・オゾン、昼夜の温度変化による材料の伸縮・膨張などがあります。

耐候性試験はこれらの変質要因を人工的に再現し、変形、変色、劣化等の変質にどの程度耐えられるかを評価する試験です。

• 耐候性評価の必要性

  現代においてメンテナンスフリー化、長寿命化は非常に重要な社会的ニーズとなっています。

  このためには各種の材料、部品、製品の長期間にわたる劣化の評価やそれを加速して評価することが必要となります。中でも、大気環境に晒される場合の耐候性の評価は重要です。

  当社では、下記に示す多種の耐候性試験や腐食解析を行っております。評価する対象は、材料のみならず部品・製品、さらには太陽電池パネルなど、大型の製品にも対応しています。

• 動画配信中！

  

耐候性評価試験メニュー

• 

  複合サイクル腐食試験と評価技術

  様々な複合サイクル試験（大気腐食、塩害評価等、酸性溶液など）を試験から評価まで一貫してお手伝いします。

• 

  海外規格対応CCT試験

  サイクル移行時の温湿度の勾配制御が必要な、海外規格の複合サイクル試験が可能です。

• 

  大気暴露試験

  全国各地の暴露試験場で試験を行っています。

• 

  ウェザーメーター試験（促進耐候性試験）

  紫外線分布強度の異なる4種のウェザーメーター試験機を取り揃えてご対応いたします。

• 

  ガス腐食試験

  微量腐食性ガス（SO₂，H₂S，NO₂，Cl₂，O₃）による腐食をシミュレート、促進することが可能です。

• 

  ACTE®試験（ISO 16539B法）

  実使用環境における耐食性を適正に評価いたします。

• 

  電気化学測定 / 腐食機構の解析

  電気化学的特性値より、腐食特性の評価、腐食機構の解析を行います。

• 

  太陽電池の耐久性評価

  太陽電池パネル（ソーラーパネル）の各種耐久性試験を行い耐久性を評価いたします。

耐候性評価ソリューションの要素となる技術

• 

  腐食・耐食性評価

  ウェザーメーター試験、大気暴露試験など。