化学分析
製品の安全性試験および分析
私たちの身の回りの製品は、高度化やコストの低減のみでなく、安全性も求められています。
当社では、製品使用に伴う危険要因に対して、様々な試験や分析を行うことで、リスクを評価し、その結果を製品の設計等にフィードバックする為のサポートを行います。
微粒子や化学物質の発生挙動解析
PM2.5に代表されるように、微細な粒子(数nm~)や化学物質が人体に与える影響が懸念されています。
これらの影響を評価するためには、微細粒子等の発生挙動解析が不可欠です。
当社では、家具・家電等の使用に伴い発生する化学物質や、ナノ材料製品の破砕や劣化などにより発生する微粒子を、使用想定環境を模擬した空間で評価することで、快適空間の創造を支援しています。
日用品の安全性評価試験
安全評価には、RoHSやREACH、玩具安全基準、ドイツGSマーク認証など、有害化学物質の管理や規制に関連した化学物質試験、特に食生活に関する製品の衛生面での安全性に関する衛生試験、更に、抗菌性評価試験・抗カビ性試験や強度特性・破壊特性等の調査試験など材料特性試験があります。
当社では、さまざまな安全性評価に対応しています。
分析事例
- 加熱式たばこおよび電子たばこ(Vape)発生煙中の成分分析 [事例集PDF]
- 電子たばこ(Vape)発生蒸気の成分分析 [事例集PDF]
- 家庭用日用品の安全性・信頼性評価 [事例集PDF]
- ニッケル製品の安全性評価(欧州規制対応ニッケル溶出試験) [事例集PDF]
ニッケル溶出試験(EN1811対応)
ニッケル製品の人体への悪影響はよく知られており、皮膚などへの長期接触によりアレルギーなどを引き起こすといわれております。
そのため、欧州では皮膚に直接かつ長時間接触する製品を使用したり、流通させる場合の規制基準が設けられています。
規制基準は溶出量(含有量ではありません)のため、対象となる製品で溶出試験を実施して、ニッケルの溶出量から、規制基準を満足しているかどうかの確認が必要となります。
ニッケル製品の安全性評価は、欧州規格EN 1811 に従って実施いたします。
分析事例
- ニッケル製品の安全性評価(欧州規制対応ニッケル溶出試験) [事例集PDF]
作業の流れ
関連ページ・関連リンク
JFE-TEC Newsバックナンバー
- No.46(2016年1月)極微量分析技術(9)~材料、日用品、装身具からのニッケル溶出試験(欧州規格EN1811)~
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