No.71「カーボンニュートラルに向けた触媒・燃焼技術開発支援」

なぜいまこれが？

近年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けた多種多様な取り組みが進められています。これらの取り組みをさらに加速させるためには、高性能触媒を使った反応が必須となっています。二酸化炭素から燃料や各種化学製品の合成、バイオマス原料の利活用、水素製造、メタン合成、アンモニア合成など数多くの分野、プロセスにおいて触媒が使われており、より高性能な触媒の開発、実証試験の取り組みも活発に行われています。

これらの新規高性能触媒の有効性や実用性を検証するためには、できるだけ実際のプロセスに近い条件における触媒の反応特性評価、耐久性評価が不可欠です。

これがポイント！

当社では、鉄鋼プロセスや環境エンジニアリング分野などにおいて、触媒活性評価、熱処理などの試験に数多くの実績を有しております。これらの経験をもとに、高温プロセス反応試験に用いられる管状加熱炉を基本構成とした、ガス流通式触媒反応装置を活用して、実際のプロセスを模擬した各種条件下における触媒の特性評価試験、被毒・劣化試験、耐久試験などを実施して、触媒・燃焼技術の開発支援を行っております。

写真1に試験装置例を示します。表1に当社試験の特長を示します。

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  写真1　触媒反応試験装置例
• 表１　触媒評価試験条件

  当社の特長
  各種ガスの試験が可能	H2、CH4、NH3、O2、CO2、CO、NOX、SOX など
  多様な試験条件に対応可能	触媒量　0.5 ～ 5cc ガス流量　0.01 ～ 10L/min 温度　室温～ 1000℃ 圧力　0.1 ～ 0.6MPa