No.59「薄鋼板の熱間加工再現試験」

No.59
薄鋼板の熱間加工再現試験 ~ホットスタンプ再現試験技術の確立~
Hot Forming Reproduction Test of Thin Steel Plate

なぜいまこれが?

図1 薄鋼板の熱間引張試験
図1 薄鋼板の熱間引張試験

近年、次世代自動車開発において、燃費・安全性向上のため、車体の軽量化および高強度化が望まれており、車体材料への高強度薄鋼板の利用が増えています。これに伴い、超ハイテンなどの高強度薄鋼板を成形する技術としてホットスタンプ加工が国内でも着目されています。ホットスタンプ加工は、材料を加熱し軟化させ、高温状態の材料を加工するため、超ハイテンのような難加工性材料の加工に適した工法として研究が進められています。当社では薄鋼板の熱間加工を再現し、その時の特性を評価するため、熱処理履歴を自在に制御し、薄板試験片での熱間加工再現試験技術を確立しました(図1)。

これがポイント!

当社独自の熱処理技術により、約1mm~3mmまでの厚さの薄鋼板試験片に対し、所望の熱処理をしながら、高温での熱間引張試験が可能です。加熱・冷却速度の精密制御に加え、加熱速度については最大400℃/sの急速加熱も可能であり、高周波焼入れなどの再現にも利用できます。冷却速度については最大50℃/sの能力を有しており、様々な熱処理パターンについて均一且つ高精度な再現が可能です(図2)。

また、新たに開発した高温対応の接触式伸び計により、熱間引張試験中の標点間距離も精度良く検出する事が可能で、数値解析などへの利用も可能です(図3)。

図2 温度履歴測定例
図2 温度履歴測定例
図3 引張試験データ例
図3 引張試験データ例

本装置はお客様の要望に合わせて様々なパターンの熱間加工再現試験を実施可能です。材料や試験条件など、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

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