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2013年10月25日
インフラ検査ソリューションセンターの設置
JFEテクノリサーチ(株)(東京都千代田区、代表取締役:影近博)は"ものづくり"のベストパートナーとして、お客様に業界最高レベルの各種技術サービスをご提供して来ておりますが、近年の橋梁や道路等の老朽化に伴うインフラ検査・評価ニーズの高まりを受けて、当社内に「インフラ検査ソリューションセンター」を設置し、社内で保有している各種の社会インフラ検査技術を集約し同事業に本格参入するとともに、今後の関連技術開発を加速することといたしました。
昨年発生した笹子トンネル天井板崩落事故をきっかけとして、橋梁、トンネル等のメンテナンスニーズが急速に高まっています。国の施策としても、1970年代に建設された社会資本が寿命を迎えつつあることを鑑み、国土交通省を中心に戦略的な維持管理・更新計画に官民挙げて取り組んでおります。
当社は、鉄鋼などの各種材料評価のエキスパートとして、材料評価、腐食・疲労などの材料の耐久性、製造プラント検査などの技術を開発、提供して参りましたが、今般この社会インフラ検査メンテナンス分野にその技術を適用し、高まりつつある社会インフラ検査ソリューション事業に本格的に取り組むことといたしました。現在までに例えば以下の技術をすでに開発、提供しており、受注実績も積んできております。
- 鋼構造物のオンサイト鉄鋼材料成分分析技術(GREENFACT®)
- 赤外線カメラを用いた高精度鋼橋き裂の遠隔検出技術
- 鋼構造物の腐食寿命診断技術
- 道路付属物等の耐久性点検技術
- 老朽鋼構造物のオンサイト材料特性評価技術
現在ご提供しているこれらの技術をベースに今後新たな技術開発に取り組み、今後増大する社会資本老朽化に伴う検査技術ニーズに応えて参ります。
なお当社は10月30日から11月1日に東京ビッグサイトにて開催される「インフラ検査・維持管理展」(日本能率協会主催)に出展し、上記を含む保有技術を展示紹介いたします。
開発技術適用例「赤外線カメラを用いた高精度鋼橋亀裂の遠隔検出」
望遠レンズによる地上道路越し亀裂検査
検出された発生亀裂の例
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