No.09「環境調査トピックス(4)」

No.09
環境調査トピックス(4)~環境アセスメントについて~

環境アセスメントとは

環境アセスメント(環境影響評価)は、大規模な事業を行うときに、その事業の実施が環境に与える影響について事前に十分な調査、予測及び評価を行い、その結果を公表して地域住民や自治体の意見を聴き、十分な環境保全の措置等を講ずることにより、環境汚染の発生を未然に防止する重要な手段となっています。
 環境アセスメントの制度化は昭和47年の閣議決定から始まり、平成11年に「環境影響評価法」の施行により法制化されています。地方公共団体においても順次制度化が進められ、現在すべての都道府県及びほとんどの政令指定都市で独自の環境影響評価条例を整備しています。このほか、個別法に基づく環境アセスメントがあり、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく生活環境影響調査もその一つです。

環境アセスメント業務の内容

環境アセスメントには種々の手続きが定められており、K市の例では、方法書、準備書、評価書、事後調査報告書等を順次作成しますが、これらは市民に縦覧し、専門家の委員会で審議し、説明会を開催し、意見書に対し見解書を縦覧する等の多くのステップを踏まなければなりません。
 環境影響評価項目は参考項目等が広範囲に示されており、地域特性や事業特性を勘案して必要な項目を選定します。K市の評価項目の一部を表に示しますが、環境影響要因と組合せて選定します。ここでは、当社が受託した商業施設及び物流センター事業のアセスメントで実際に選定した評価項目(●)を示しています。
 環境影響の予測は、技術指針で定める基本事項に基づき、必要に応じて重点化または簡略化を行い、原則として定量的に行います。例として、前記の事例における建設機械の稼働による二酸化窒素の付加濃度コンターを図に示します。バックグラウンド濃度と合計した将来濃度が環境基準等の環境保全目標に適合することを確認できます。

表 環境影響要因と環境影響評価項目(抜粋)の関連表
表 環境影響要因と環境影響評価項目(抜粋)の関連表
図 二酸化窒素の長期平均濃度予測結果(建設機械付加分)
図 二酸化窒素の長期平均濃度予測結果(建設機械付加分)

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