No.11「環境調査トピックス(6)」

No.11
環境調査トピックス(6)~アスベストの測定分析~

アスベスト問題

アスベスト(石綿)は、1970年代より耐熱性などの化学物理的性質から建材の原料として建築物に使用されていました。昨今のアスベスト問題は、製造工程や使用建材からの飛散による治療困難な中皮腫や肺がんを引き起こしていることが明らかとなったことです。2004年に原則製造禁止となりましたが、既に建築されている建物の調査、除去対策が現在の課題です。

アスベスト対策工事

アスベストを含有する建材は、建築構造物の耐火被覆等に用いられる飛散性の吹き付け材とスレート、セッコウボード等の非飛散性アスベスト含有建材の二種類に大別されます。アスベスト対策工事は、含有率0.1%以上が規制対象となり、「労働安全衛生法」「石綿障害予防規則」「大気汚染防止法」などの法律によりアスベスト粉じんの飛散が規制されています。

測定分析

対策工事に関する事前調査では、図面・仕上表等設計図書の確認と、疑いのある建材の選定などが必要となります。アスベスト含有分析は、「JIS A 1481(2006)建材製品中のアスベスト含有率測定方法」によりX線回折装置と顕微鏡(偏光又は位相差)で行い、0.1%を超えているか否かを判定します。
 アスベスト対策工事となった場合は、工事処理前、処理中、処理後まで一連で、写真に示すように大気中のアスベスト濃度測定が必要となります。これらは「公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)(国土交通省大臣官房庁営繕部監修)」(表)によって行われています。測定分析は、大気を吸引したろ紙に補足された繊維を位相差顕微鏡により繊維数を計数し濃度を算出します。
 当社はアスベスト分析に関する、お客様の様々なニーズに対応する体制を整えています。

写真 採取状況
写真 採取状況
表 試料採取方法
表 試料採取方法

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JFEテクノリサーチ株式会社 営業本部