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No.32「鋼管杭の機械式継手開発」
JFE-TEC News No.32号 収差補正走査透過電子顕微鏡による高分解能組織観察 他 記事一覧
No.32 収差補正走査透過電子顕微鏡による高分解能組織観察 他
鋼管杭の機械式継手開発~公的審査に対応して~
はじめに
図1 ねじ込み施工鋼管杭
近年戸建て住宅の基礎を造成する際に図1に示すような排土を伴わないねじ込み施工の鋼管杭が用いられるケースが増えており、多数の施工法が開発されています。施工現場での鋼管杭の接合には一般的に溶接が用いられますが、戸建て住宅の基礎のように施工が小規模の場合は、品質管理が簡単で溶接工が不要な機械式継手が好まれます。機械式継手の採用には、公的評価機関による性能証明が必要で、施工時に継手に加わるねじり荷重に対する性能、地震時に加わる圧縮力や水平力等に対する性能確認が求められます。
機械式継手に対する性能確認試験の例
写真1にねじり耐力確認試験の様子を示します。施工時に加わるねじり力に対して余裕のあるねじり耐力を保有していることが求められます。写真2に水平力に対する性能確認試験の様子を示します。地震によって住宅が揺れた場合の水平力と曲げ力に対する性能を確認します。
当社では、これらの試験以外に、鋼管杭の機械式継手に対して、せん断、圧縮、引張、正負交番曲げ等各種の試験の実績があり、公的評価機関の性能審査に対応した適切な試験のご提案が可能です。
写真1 ねじり耐力確認試験
写真2 水平力に対する性能確認試験
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