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No.43「 露点-85℃の極超低湿度の電池試作環境を実現」
JFE-TEC News No.43号 インプラント分野で試験所認定を取得 他 記事一覧
露点-85℃の極超低湿度の電池試作環境を実現
No.43 インプラント分野で試験所認定を取得 他
露点-85℃の極超低湿度の電池試作環境を実現
Realizing of Trial Production of Li-ion Batteries Under Ultra-low Humidity Atmosphere
給気露点-85℃の極超低湿度ドライルーム導入
リチウムイオン二次電池(LIB)や電気二重層キャパシタ(EDLC)などの蓄電デバイスでは、電極、セパレータおよび電解液中の残存水分量のミニマム化が高品質化のための鍵となります。このため、当社では既設の給気露点 -60℃の設備に隣接して、給気露点-85℃のドライルーム(図1)を新たに設置し、露点管理のさらなるレベルアップを実現しました。
図1 ドライルームイメージ図
ドライルーム2室化により、高品質・高効率な環境を提供
既設の給気露点 -60℃のドライルームでは、塗工液調製~電極塗工~プレス~セル組み~注液・封止までの一貫した試作を実施しておりましたが、この度の給気露点 -85℃のドライルームの導入により、電池試作工程を図2に示すように2室化致しました。
これにより、最終工程である注液・封止工程の露点 -85℃化、さらに、塗工液調製・塗工工程の別室化により、積層工程のクリーン度アップが可能となりました。また、ラミネート積層電池用の自動積層機も導入予定で、作業者による水分混入および異物混入のリスクもさらに低減されます(図3)。
当社ドライルームは、レンタルラボとしてのご活用も可能で、お客様の装置を持込での試験・試作にも対応致します。ご興味があれば是非、ご相談ください。
現在、ドライルームのレンタルはおこなっておりません。ご了承ください。
図2 NO.2ドライルームの内部外観 |
図3 電池試作工程の2室化 |
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