No.57「食肉中の骨検査装置」

No.57
食肉中の骨検査装置 ~特殊照明とハイパースペクトルカメラを用いた食肉中の骨検出装置~
Hyperspectral Inspection System for Bones in Meat

なぜいまこれが?

お客様の食品品質に対する評価は、年々厳しくなっており、特に異物混入は、あってはならない重大な品質問題であり、品質管理上重要な項目の一つです。食肉加工業界においては、通常の異物(プラスチック片や髪の毛等の外部から混入物)だけでなく、食肉中に元来存在する骨(硬骨及び軟骨)を検出・除去することが非常に重要です。

従来の金属探知機やX線検査装置・色彩選別機では、骨(特に軟骨)を安定して検出することができず、目視検査に頼っていました。

当社では、食肉中の骨を対象とした新しい検査装置を開発しました。

これがポイント!

図1 骨検査装置の概要
図1 骨検査装置の概要

食肉中の骨検査装置の概要

開発した装置の概要を図1に示します。本装置は、食肉搬送コンベア上に設置し、骨の検出に特化した特殊照明と、ハイパースペクトルカメラを用い、骨と肉の赤身や脂・筋との組成成分の違いを分光解析し、骨部分のみを分離して検出します。

また、本装置は放射線やレーザーを使わないため、食肉の変質などを起こすことなく、安全に検査できます。

本装置の代表的な仕様としては、撮像領域300mm幅、検査速度20m/分対応、画像分解能1mm/画素となります。さらに、本装置はコンパクトなため、お客様既設の食肉搬送ラインに直接取り付けることも可能です。

図2 豚肉中の軟骨検査例
図2 豚肉中の軟骨検査例
(左:デジタルカメラ写真 中:分光撮像画像 右:軟骨検出画像)

軟骨検査例

豚肉中の軟骨検査例を図2に示します。通常の外観写真では、軟骨と脂の色が類似しているため識別が困難ですが、本装置では軟骨部分のみを検出できることがわかります。

当社では長年に亘り、お客様のご要望に応じてカスタマイズした各種分光検査システムを開発しており、多数の販売実績があります。食肉中の骨検査でお困りでしたらお気軽にご相談ください。

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JFEテクノリサーチ株式会社 営業本部