No.67「圧力容器を使用した特殊環境腐食試験」

No.67 知多ソリューション 特集号
圧力容器を使用した特殊環境腐食試験 ~高温蒸気環境下における耐久性試験~
Specific Environmental Corrosion Test using the Pressure Vessel

当社では、表1に示す通り、最高使用温度250℃、最大蒸気圧1.8MPaGまで使用可能な圧力容器設備を保有しています。この設備を用いて、材料やセンサ類などが高温蒸気環境下での腐食性または耐久性評価にご活用できます。

表1 圧力容器の仕様
設備 内容積(内径×高さ) 最高使用温度
(℃)
最高使用圧力
(MPa[gage])
大型 0.93m3(φ800mm×2000mm) 250 1.2
小型1 9.5L(φ249mm×195mm) 250 1.8
小型2 23.4L(φ360mm×230mm) 150 0.17

なぜいまこれが?

昨今の異常気象や自然災害などにより想定外の過酷環境に晒された場合でも、材料や計器類の性能を維持できるかの評価が重要となっています。当社では、100℃付近の飽和蒸気環境から200℃を越える過熱蒸気環境まで想定される試験条件を可能な限り対応いたします。

これがポイント!

写真1 圧力容器外観(左:大型、右:小型)
写真1 圧力容器外観(左:大型、右:小型)

大型圧力容器(写真1左)は、内径80cm、高さ2mの大きさを持ち、飽和蒸気または過熱蒸気環境での試験が可能です。ヒーターは上蓋、側面および底部に設置されており、各々独自の温度制御ができるため、様々な温度プロファイルに対して柔軟に対応できます。また、高いシール技術を用いて圧力容器からケーブル(φ19mm以下)等を取り出すことができ、試験中連続して試験体からの出力信号を計測することができます。また、内容積が大きいため、複数の部材で構成されたユニット型試験体でも対応することができます。

小型圧力容器(写真1右)の内容積は、各々9.5L、23.4Lの構成になっています。容器内面は耐食性の高いハステロイ溶射されており、さらに必要に応じてテフロン内面加工のステンレス容器を設置できるため、酸またはアルカリ性の溶液の浸漬試験、1MPa以下の加圧下での浸漬試験など仕様に合わせて幅広く試験が可能です。

おわりに、当社では、特殊環境腐食試験のみではなく、試験後の材料の性能評価または、各種解析も実施できますので、トータルソリューションとしてお客様のご要望にお応えいたします。お気軽にご相談下さい。

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JFEテクノリサーチ株式会社 営業本部