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No.72「小型部品から大型構造試験体までの疲労試験技術」

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No.72(2022年07月)
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No.72 新評価装置・新サービス特集号

小型部品から大型構造試験体までの疲労試験技術~部材のねじり-軸複合載荷評価から大型実物大構造物性能評価まで~
Various Fatigue Test Technologies for Small Parts to Large Structural Test Objects

なぜいまこれが?

電子機器、自動車、産業機械など、さまざまな分野で使用される構造物や機器などの耐久財には、安全性確保および長寿命化が重要な特性として要求されています。また、橋梁、基礎、護岸、トンネル、建築物などのインフラを構成する大型構造物の多くは高度経済成長期に建設されたことから、その老朽化が進んでおり、継続使用するための整備および老朽更新が求められています。

そのため、これらの多種多様な耐久財、インフラ構造物においては、力学特性、耐久性、信頼性などを適切に評価することが重要であり、その評価技術の重要性も高まっています。

これがポイント!

当社は、小型の素材、部品、部材から大型構造物までの疲労試験に関する技術と経験を保有しています。試験環境や治具、試験方法を工夫することにより、様々なモードでの試験について対応が可能です。

例えば、小型の部品および部材に対しては、ねじりと軸方向の複合載荷を同時制御できる疲労試験が可能です。最大荷重/最大トルクが3kN / 25N・m ~100kN / 1kN・mクラスのねじり複合負荷制御可能な2軸疲労試験機を有しており、温度制御(-60 ~ 250℃)も可能です。治具等を工夫することにより様々な用途・部材を評価することができます(図1)。

図1 2軸(ねじり-軸方向)疲労試験の事例
図1 2軸(ねじり-軸方向)疲労試験の事例

また、大型構造物疲労試験機(図2)は、最大試験空間として高さ3m×幅4m×長さ10mを有しており、反力床も付属しています。荷重±1,000kN、ストローク±100mm、最大繰返し速度20Hz、荷重あるいは変位制御の試験が可能で、継手引張圧縮疲労試験、梁材曲げ疲労試験など大断面(実物大)にも対応でき、鋼床版、レールの疲労試験などの実績(図3)があります。加えて、テストベッドと移動式アクチュエータ(30kN、100kN)を組み合わせた実部材疲労試験の実績も多くあります。

まずはお気軽にご相談ください。

  • 図2 構造物疲労試験機の外観
    図2 構造物疲労試験機の外観
  • 図3 構造物大型疲労試験の事例
    図3 構造物大型疲労試験の事例

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