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No.74「金属セパレータコーティング層の密着性評価」
JFE-TEC News No.74号 固体高分子形燃料電池・水電解特集号 記事一覧
No.74 固体高分子形燃料電池・水電解特集号
金属セパレータコーティング層の密着性評価
Adhesion Evaluation of Coating Layers on Metallic Bipolar Plates
なぜいまこれが?
固体高分子形燃料電池または固体高分子形水電解(PEMWE)セパレータの材料であるステンレス鋼やチタンは、基材表面が酸化皮膜で覆われていることから、接触抵抗低減の目的で導電性コーティングが施されます。コーティング層の密着性評価として碁盤の目試験(JIS K 5600-5-6)が一般的ですが、定量的な値を得られないことが課題でした。
これがポイント!
当社では、ISO20502を参考にしたスクラッチ試験により、コーティング層の密着性を定量的に評価します。例えば、PVD(Physical Vapor Deposition)法によりSUS304とTiに窒化チタン(TiN)を被覆し、基材との密着性を比較した場合、SUS304とTiNの密着性はTiの場合よりも高いことが分かります(図1、図2参照)。
この他にも、総合的にコーティング層の解析をお手伝いする手法をご用意しております。お気軽にご相談下さい。
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