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No.78「材料のCO2吸脱着性能の評価試験」
JFE-TEC News No.78号 2023年度 新評価装置・新サービス特集号 記事一覧
No.78 2023年度 新評価装置・新サービス特集号
材料のCO2吸脱着性能の評価試験
Evaluation of Carbon Dioxide for Absorption and Desorption Efficiency on Material
なぜいまこれが?
近年、世界的に二酸化炭素排出量の削減が課題とされ、排出される二酸化炭素の分離、回収および有効利用方法などの技術が注目されております。二酸化炭素の分離・回収プロセスの開発には、材料が吸収する二酸化炭素の量を定量的に評価できる試験方法が必要となります。
これがポイント!
温度が二酸化炭素の吸脱着量に与える影響を評価するため、縦型管状炉を用いて材料の温度を制御します。二酸化炭素を含むガスを供給して反応後の二酸化炭素の濃度をオンタイムで測定することで吸脱着量を評価する技術を開発しました(図1)。ガス分析の方法として、分析間隔が短い四重極質量分析計(Q-MS)や、目的の成分に合わせて各種ガスクロマトグラフなどを組み合わせて対応いたします。また、TG-DTA(TG:熱重量分析、DTA:示差熱分析)を用いて温度やガス組成が与える影響を重量変化から推測することも可能です。
二酸化炭素を用いた試験に限らず様々なガス成分を用いた高温反応試験に対応いたしますのでお気軽にご相談ください。
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