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No.79「面歪パタ-ン測定装置SurfTRiDY(高解像度版)」

No.79 最近の計測装置特集号

面歪パタ-ン測定装置SurfTRiDY(高解像度版)〜1280×1024画素の高解像度化を実現〜
Surface Distortion Pattern Measurement System ”SurfTRiDY” -High Resolution Model-

なぜいまこれが?

樹脂ケースなど光沢のある滑らかな表面に映りこんだ蛍光灯のゆがみから表面のごく僅かなゆがみに気づくことがあると思います。これは数μmから数 十μm程度の凹凸(面ひずみ)が、その周囲の微小な傾きが「光てこ」の原理で強調され観察される現象です。

面ひずみは、表面の美麗さが重視される自動車のボディや樹脂成型品などにおいて重要な評価項目になっていますが、従来この評価方法は検査員の目視と勘や経験に依存していました。

当社ではプロジェクタからスクリーン上に投影したゼブラパターンを対象表面に映しこんでカメラで観察する、目視検査と同様の光学系を採用した面歪パターン測定装置SurfTRiDYを開発し、面ひずみを対象表面の傾斜角や曲率の分布として定量的に表示する装置として提供してまいりました。

これがポイント!

今回、計測用カメラの解像度を1280画素×1024画素に拡大することで高解像度化を図りました(従来比:解像度2倍、画素数4倍)。解像度を従来と同等に設定することで測定範囲を従来の2倍(面積で4倍)に拡大可能です。

図1は高さ1μm以下のスジ状のひずみを付けた樹脂板を標準型と今回開発した高解像度版の装置で測定し比較した例です。図2はひずみ部を拡大表示した例であり、高解像度化により細部までより鮮明に観察できるようになりました。測定時間(約4 ~ 11秒)、演算時間(約2秒)は従来機とほぼ変わりません。

本装置には測定結果の2Dマップ表示、俯瞰図表示や、CSVデータ保存、指定エリア内の最大・最小・標準偏差値演算などの機能があり定量的に面ひずみを評価できます。

装置販売だけでなく受託計測も行っていますので、是非お気軽にご相談ください。

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