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No.80「2軸疲労試験(2方向載荷試験)」

No.80 構造ソリューション特集号

2軸疲労試験(2方向載荷試験)~2軸条件下で使用される金属材料・構造部品などの疲労特性を評価~
Biaxial Fatigue Test (Loading Test in Two Directions)

なぜいまこれが?

構造体の安全性評価においては、実際の荷重(応力)や拘束状態を再現した評価が重要であり、想定外の負荷による破壊を防止する観点からも、関連する論文や発表が年々多くなる傾向にあります。実際、2種類以上の垂直応力やせん断応力が組み合わされて生じる多軸応力状態になっている場合が一般的で、特に部品や組立品においては、その形状や実機・完成品における負荷に応じた適切な試験方法を検討し、安全性を正しく評価する必要があります。

これがポイント!

当社では、2軸応力条件下で使用される金属材料・構造部品などの疲労特性評価を主な目的として、軸方向と垂直方法に載荷可能なアクチュエータとテストベッドを配置した2方向載荷疲労試験機を導入しました(図1)。アクチュエータとロードトレインの取付け位置により、2軸応力条件下のみならず様々な負荷モード下における疲労特性の評価が可能で、部品や組立品の圧縮/曲げ疲労試験に最適です。

当該試験機は垂直方向50kN+水平方向25kNの2軸方向アクチュエータを有しており、具体的には、引張/圧縮荷重+垂直方向引張疲労、引張/圧縮荷重+垂直方向曲げ疲労、曲げ荷重+軸力方向引張/圧縮疲労の試験のほか、純せん断試験(せん断方向荷重+垂直方向キャンセル荷重)の各試験に対応します(図2)。また、摩耗試験、摺動試験やテストベッドを利用した部材・部品の耐久性試験(曲げ・疲労)も可能です。

当社では試験対象品に応じた治具の考案・作製によりお客様の様々なご要求に対応した独自の試験方法と安全性評価のご提案やデータの提供に注力しています。また、「軸方向+ねじり」の2軸疲労試験機も取り揃えておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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