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No.81「ばく露濃度基準値設定物質に対応したリスクアセスメントサポート」
JFE-TEC News No.81号 化学分析の最前線特集号 記事一覧
ばく露濃度基準値設定物質に対応したリスクアセスメントサポート

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No.81 化学分析の最前線特集号
ばく露濃度基準値設定物質に対応したリスクアセスメントサポート
Support for Implementing Risk Assessment of Chemical Substances
なぜいまこれが?
リスクアセスメントとは、一定の危険有害性のある化学物質(SDS交付義務対象物質)について、労働者への危険性や健康障害等のリスクを確認し、それらを減らすための対策を検討することをいいます。2016年6月に労働安全衛生法が改正され、化学物質(640物質)のリスクアセスメントが義務化されました。2024年4月には新たな物質が追加され、対象物質は903物質となりました。厚生労働省の指針では、2026年度までに対象物質は約2900物質まで順次追加される予定です。
一方、2024年度からはリスクアセスメント対象物質の中で、厚生労働大臣が基準値を定めた67物質について、労働者へのばく露が濃度基準値以下であることの確認が必要となりました。さらに、2025年度には新たに112物質が追加され、合計179物質が対象となります。
これがポイント!
リスクアセスメントのフローは図1のようになります。作業場で使用している化学物質のリスクを推定し、労働者へのばく露を把握することが重要です。リスクが高いと判断された場合は、確認測定(ばく露測定、作業環境測定等)を行い、労働者へのばく露状況を確認します。基準値を超えた場合には、ばく露を濃度基準値以下にするためのリスク低減措置を行います。また、リスクアセスメント後に作業場の労働者の配置変更や設備変更があった場合には、再度リスクアセスメントを行い、作業場の維持管理を行うことが必要になります。

出典:厚労省ホームページ( https://www.mhlw.go.jp/content/11201000/001103903.pdf)
当社では熟練した作業環境測定士が、
- リスクアセスメントのやり方をサポート
- 危険性の見積方法の評価・提案
- 作業場の確認測定
- 個人サンプリング
- 作業環境測定
- 個人ばく露測定
など、様々な面でお手伝いいたしますのでお気軽にご相談ください。
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