No.56「バイオマス原料の有効利用技術の評価」

No.56 小特集:食品・バイオ評価技術
バイオマス原料の有効利用技術の評価 ~原料に適したメタン発酵法または直接燃焼法の選定・評価~
Evaluation of Effective Treatment Technique for Biomass Raw Materials

はじめに

バイオマス原料を利用して発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)適用の電力単価で買い取られることから、多くの発電事業が計画されています。

当社では、お客様のバイオマス原料に適する処理技術(メタン発酵法または直接燃焼法)を選定し、評価いたします。

原料の分析・調査

まず、お客様のバイオマス原料の成分分析および物性計測を通じて、メタン発酵原料としての特性、燃焼原料としての特性を把握します。さらに、お客様のご要望、処理環境および既設設備も加味して、どちらの処理技術が有効かを決定し、試験を行います。

メタン発酵試験(写真1)

写真1 メタン発酵試験装置
写真1 メタン発酵試験装置

メタン発酵は、(1)有機物からメタンガスとしてエネルギー回収ができる、(2)廃棄物の減容化ができる、(3)非燃焼方式で有害物質が発生しない、などの利点を有しています。

メタン発酵試験を行うことで、原料あたりのガス発生量、消化率などを調査でき、適正発酵条件の決定とその時の発酵性能を確認することができます。

循環流動層(CFB)燃焼試験(写真2)

写真2 循環流動層燃焼試験装置
写真2 循環流動層燃焼試験装置

CFB(Circulating Fluidized Bed)燃焼は、原料と流動媒体を燃焼空気によって流動化する流動層燃焼の一種です。

この方式は、(1)燃料適合性が高い、(2)環境負荷が低い(800 ~ 900℃の比較的低い燃焼温度でNOx発生抑制)、(3)低空気比燃焼が可能、(4)設備の経済性が高い、という利点を有しています。

燃焼試験を行うことで、空気比および燃焼温度に応じた、排ガス性状および燃焼灰組成などを確認することができます。

おわりに

すでにメタン発酵法または燃焼法を選定されているお客様も、それぞれの試験による調査・検討を実施いたしますので、お気軽にご相談ください。

このページに関するお問い合わせはこちらから

  • お問い合わせ
  • ご依頼の流れはこちら

JFEテクノリサーチ株式会社 営業本部