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No.62「重量物対応複合サイクル腐食試験」
JFE-TEC News No.62号 知多ソリューション 特集号Vol.1 記事一覧
重量物対応複合サイクル腐食試験
No.62 知多ソリューション 特集号Vol.1
重量物対応複合サイクル腐食試験~1トンの試験体もCCT試験可能に!!~
Combined Cycle Corrosion Test for Heavy Samples
耐候性の評価方法として近年主流になっている複合サイクル腐食試験(以下、CCT試験)は、テストピースサイズの物から実物の製品まで試験需要は非常に多岐にわたります。
従来のCCT試験機は、塗装鋼板や亜鉛メッキ鋼板の試験片サイズ(150×70(mm))の実施をメインに考えられているタイプでした。
なぜいまこれが?
当社の知多ソリューション本部は愛知県に位置しており、自動車産業関連のメーカーが非常に多く集まっています。そのため、自動車部品そのものでCCT試験を実施したいとの問い合わせも多く、大きい部品や重たい部品をそのまま試験できるCCT試験機のニーズが高まっていました。
これがポイント!
1トン対応の重量物対応大型CCT試験機
自動車部品をそのままCCT試験したいとのニーズの高まりを受け、重量物の試験が可能な【重量物対応大型CCT試験機】(図1)を導入しました。試験品設置可能エリアは、W2×D1×H1.8(m)であり、重量も1トンまで対応可能な試験機となっています。
自動車各社の規格に対応、通電も可能
CCT 試験はJASO M609 を初め、現在では自動車メーカー各社でオリジナルの試験方法が存在しています。今回の試験機では主要な規格は全て実施できる仕様になっております。(低温域- 20℃、乾燥域80℃まで対応可能)また、通電で製品を稼働させながらの試験や、数値を測定しながらの通電試験も可能です。
当社ではCCT試験のお客様立合いも歓迎しています。どれくらい腐食が進行したかな?や、途中だけど動作確認に伺いたいなど、気になったタイミングでの試験状況見学も可能です。是非お気軽にご相談ください。
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