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No.77「着磁状態における永久磁石の電子顕微鏡観察」
JFE-TEC News No.77号 磁性材料のソリューション特集号 記事一覧
着磁状態における永久磁石の電子顕微鏡観察
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No.77 磁性材料のソリューション特集号
着磁状態における永久磁石の電子顕微鏡観察~脱磁処理による表面変化のないSEM観察~
Electron Microscope Observation Without Surface Change Due to Thermal Demagnetization
なぜいまこれが?
モータに使われる永久磁石の電子顕微鏡観察では、一般的に熱消磁が行われています。これは、加熱により表面被膜の破壊や材質変化が生じないことを前提としており、使用されている磁石の状態を正しく観察している保証がありませんでした。
これがポイント!
当社では新たに熱消磁なしで永久磁石の表面観察および元素分析を行う手法を開発しました。これで、使用状態のまま表面観察が可能です。表面にNi/Cu/Niコーティングが施されたネオジム磁石の観察例を図1に示します。
(加速電圧:5kV、装置表示倍率:500倍)
この手法を用いることで、長時間使用後の磁石表面や化合物相変化や、各種コーティング(めっき、樹脂皮膜)の変化を正しく観察することが可能となります。是非、お気軽にご相談ください。
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