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No.80「高温設備の設計および余寿命評価に寄与する評価技術」

No.80 構造ソリューション特集号

高温設備の設計および余寿命評価に寄与する評価技術~各種クリープ試験の立案から設備の余寿命評価まで幅広くサポート~
Evaluation Technology That Contributes to the Design and Remaining Life Evaluation of High-Temperature Equipment

なぜいまこれが?

高温設備では、クリープと呼ばれる高温特有の経年損傷が進行します。クリープ損傷は高温設備の構造健全性を左右するため、設計においては、材料のクリープ特性に配慮することが必要となります。一方、代表的な高温設備である火力プラントは、再生可能エネルギーの導入を支える主要なバックアップ電源となっていますが、高経年化が進行しており、必要に応じ適切な保全措置を講じるための余寿命診断のニーズが年々高まっています。

これがポイント!

当社では、お客様のご要望に応じて、各種クリープ試験の立案から余寿命評価まで幅広くサポートいたします。多数の試験機を保有しており(図1)、短納期で実施できます。

小型・薄肉構造に対応したミニチュア試験片(図2)・薄板試験片での実施や、小型試験片で顕在化しやすい酸化減肉を抑えるAr雰囲気下での試験も可能です。さらに、圧縮方向のクリープ試験にも対応できるほか、大型炉による曲げやモックアップ試験(図3)、疲労サイクルが重畳するクリープ疲労試験など、対象設備の構造・負荷形態に応じて特殊な様式にも対応可能です。

高温設備の設計に際しては、クリープ試験データをもとに材料のクリープ特性をモデル化した構成式を導出し(図4)、高温設備のFEM解析をサポートいたします。

クリープ試験設備
図1 当社クリープ試験設備の一部
試験片
図2 ミニチュア試験片例
クリープ試験
図3 大型炉による曲げクリープ試験

高温設備の余寿命評価に際しては、豊富な診断手法から状況に応じ最適なものを選択いたします(図5)。また、材料サンプリング不要な表面レプリカ法などによる非破壊評価も対応可能です。ご要望に応じて当社の高度な材料解析・計測技術を活用することも可能です。お気軽にご相談ください。

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