音響・振動の測定
実験モード解析による機械設備や構造部材の設備診断
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実物の固有振動特性の究明、振動トラブルの原因解明でお困りではありませんか?
機械設備や構造部材の固有振動特性、または振動トラブルの原因解明には、実験モード解析が有効です。
実験モード解析とは
実験モード解析とは、加振試験によって対象物の固有モード(変形形状)、固有振動数、モード減衰比といった実際の固有振動特性値を求める解析手法のことで、特に固有モードを可視化できることが特長です。
回転機器稼動時に発生する床の異常振動の原因解明例
回転機器停止時に床を打撃加振し、その際の加振力と床の発生加速度から周波数応答関数を求めます。
求めた関数を図1に示します。振幅が大きい周波数(共振周波数)が、回転機器の回転周波数と一致していることから、異常振動の原因は共振であることがわかります。
さらに、加速度の測定位置を替えて同様な測定を行い、得られた周波数応答関数を用いて実験モードを行うことにより、共振している固有モード(変形形状)を可視化した図2が得られます。
この図から、回転機器の設置部分の床面が大きく振動していることがわかり、この部分の振動を抑える補強が必要なことがわかります。
作業の流れ
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- No.41(2014年10月)計測可視化技術(4) ~振動解析(実験モード解析)による機械設備や構造部材の設備診断~
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