全固体電池開発向け大気非暴露環境における各種物性評価法

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常温スプリングバック特性評価時の直流抵抗測定

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大気非暴露環境下の全固体電池原料粉の圧粉成形中(スプリングバック特性評価時)に、
電気抵抗を同時測定いたします。

圧粉成形過程における電気抵抗評価の概要

固体電解質、活物質、導電助剤等全固体電池合材原料粉を、高圧(100MPa-600MPa程度)でプレスすることで、電極(正極と負極)構造が成形されます。電極構造中の粒子の充填率・混合・偏析状態を、圧粉成形中の原料粉の電気特性を評価することで推測します。

装置の仕様

硫化物系の電池合材は、大気下で水分と反応して硫化水素を発生する等の危険があるため、大気非暴露環境下で評価を行う必要があります。当社では、グローブボックス内で、絶縁性治具を用いて圧粉成形する機構を開発し、大気非暴露環境下での評価を可能としました。

試験機の仕様
露点温度 -60℃以下
成形ペレット径 Φ5mm ※調整可
圧力 最大600MPa程度
電気抵抗測定 DC、AC(検討中)
装置外観写真
大気非暴露環境中の圧粉成形と電気抵抗測定

正極複合体の圧粉成形時の電気抵抗測定結果

下図に圧粉成形中のDC抵抗測定結果を示します。圧縮時のDC抵抗の推移に複数成分の勾配があり、粒子の充填状態や電気伝導経路の形成過程を反映している可能性が示唆されました。

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