焼却炉の熱流体解析

焼却炉の熱流体解析とは？

ごみ焼却炉は可燃ごみの焼却処理によりその体積を減少させるとともに有害物質を無害化する施設です。効率化や低公害化の検討では、炉内の燃焼状態やガスの流れを把握することが重要です。JFE-TECでは長年培われた流体解析技術を活用し、ごみ焼却炉の燃焼室内の流動・燃焼解析のサービスを提供いたします。

焼却炉の燃焼室流れ解析

概要

ごみ焼却炉内の熱流体解析事例です。

特徴

実機炉を数値モデル化して、化学種、熱、輻射モデルを組み合わせた熱流体解析を行うことで得られる炉内温度分布や速度分布および吹き込みノズルの混合性能などから炉内熱負荷等を評価し、燃焼改善など環境負荷の低減に役立てます。

得られる情報

本事例の結果図は炉内温度分布と速度分布ですが、他に燃焼反応モデル（ＰＤＦ輸送）やダスト挙動（粒子輸送）を組み合わせた解析実績があり、各種モデルを組み合わせて火炎位置、排ガス組成やダスト付着による炉壁摩耗などを見える化し、評価可能です。

適応できる例

焼却炉, 燃焼室, ボイラー, ガス組成分布, 減温塔, ダスト挙動, 有害物分解, バイオマス, ガス化溶融炉, 固定層, 移動層, 流動層

当社の熱流体解析ソフトウェアのラインアップ

ANSYS Fluent, STAR-CCM+, OpenFOAM