イメージング分光システム
ハイパースペクトルカメラ ImSpector(インスペクター)
の応用例:水分の観察例
下の図は濾紙に水をたらしたときの近赤外域の分光です。
ImSpectorは近赤外領域の光も測定可能です。
特定波長領域に特徴のあるスペクトルの画像分析は得意です。
濾紙に水をたらしたときの近赤外域の分光
この画像は、カラーカメラの画像では有りません。ImSpectorで撮ったスペクトル情報を元に識別しやすいように擬似カラーで表示しています。
波長1200nmおよび1450nm付近に水(OH基)による吸収があります。
スペクトルを見ると、この部分が濾紙の残存水分の量に応じて反射率に差が有る事が分かります。
- Aは乾いた部分ですので水分が少なく反射光は多く返ってきています。
- Bは少し水分が残っているので、光が吸収され乾いた部分より弱い反射です。
- Cは今濡れていますので沢山吸収されて反射光は少ないです。
- A:水分のないところ
- B:水滴を垂らし後時間がたってかなり乾いたところ (ここは、肉眼ではAの部分と識別出来ない。)
- C:今濡れているところ
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