全固体電池開発向け大気非暴露環境における各種物性評価法
引張、圧縮時のS-Sカーブ、ポアソン比測定
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デジタル画像相関法(DIC)で、サンプル引張、圧縮時のS-Sカーブ、ポアソン比を測定いたします。
S-Sカーブ、ポアソン比測定の概要
近年、リチウムイオン電池(LIB)の全固体化が進んでおります。その中で開発や設計のため、固体電解質成形品をはじめ全固体LIB材の圧縮特性を把握することは極めて重要です。当社では成形サンプルの圧縮試験中のひずみをDICで計測できます。ポアソン比など材料特性を把握することで、材料設計にご活用いただけます。
装置の仕様
当社では汎用の加圧装置を用いて大気非暴露環境で固体電解質成形品(例:7mm×7mm×7mm)を作製できます。
撮像面に独自開発のランダムパターンを大気非暴露環境下で塗布し、圧縮強度測定するとともにDIC計測を行います。
設定露点 | 露点-60℃以下 |
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試験雰囲気 | 不活性ガス(Ar) |
試験モード | 圧縮 |
最大容量 | 50kN |
イメージスケール | 2~6µm/pix |
画角 | 8mm×6mm~24mm×18mm |

DIC計測を用いた圧縮時のひずみ測定例
固体電解質(Li3PS4)を7㎜の立方体に圧縮成形後、評価面にランダムパターンを塗布し仮想点を設定することで、変位やひずみが測定できます。
試験条件 露点 -60℃以下 試験雰囲気 Ar 試験速度 0.5mm/min 負荷荷重 40kN サンプル 固体電解質成形品 TPサイズ 7mm角 大気非暴露環境下で塗布したランダムパターン

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- No.68(2021年07月)次世代EV用の全固体電池の試作・評価技術 ~全固体系試作・評価~
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