デジタル画像相関法(DIC)によるひずみ・変位解析
画像相関法(DIC;Digital Image Correlation)
による複数視野同期計測
複数セットのステレオカメラで同期撮像し、広い領域でひずみ分布を計測・評価します。
試験片の複数の面(正面・裏面・両側面)に発生するひずみ分布を同時に計測・評価
厚みを持った試験片では、全体的に均一に変形している様子、或いは正面と側面で異なる変形が発生している様子を評価したい場合があります。また、薄い試験片では、表裏面のひずみ分布を同時に評価したい場合があります。複数セットのステレオカメラを同期撮像することで、各面に発生するひずみ分布を可視化することが可能です。
極厚溶接継手試験片の引張試験における評価事例
極厚溶接継手から切り出した引張試験片(25×22t mm)に対して、ステレオカメラ2セットを対角線上に配置し、2方向から同期撮像することにより、全ての面に発生するひずみ分布を同時に計測・評価しました(図1および図2)。
試験片の全周のひずみ分布を同時に評価・確認することができます(図3)。
作業の流れ
関連ページ・関連リンク
JFE-TEC Newsバックナンバー
- No.69(2021年10月)画像相関法(DIC)を用いた変位・ひずみ計測
- No.53(2017年10月)CFRPの特性評価技術(1)
- No.50(2017年01月)振動試験中の動的挙動計測(2)
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