グラベロ試験(飛び石試験、チッピング試験)
ISO 20567-1対応 飛石試験(グラベロ試験、チッピング試験)
国際規格ISO 20567-1に準拠した飛石(グラベロ、チッピング)試験が可能です。
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ISO 20567-1対応 飛石試験とは
ISO 20567-1の飛石(グラベロ、チッピング)試験は、自動車走行時に砂利などが車体に衝突することによる塗装の損傷を模擬する試験です。
従来より実施されている飛石による塗装の損傷に加え、近年では自動運転のための車外モニターやセンサー、軽量化のため鉄系部品から樹脂への代替に伴う評価などにも使用されています。
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ISO 20567-1対応飛石試験機 仕様 項目 仕様 試験温度 室温(-40~+120℃に変更可(※1)) 空気圧 0~3 bar (0~0.3 MPa) 射出口径 30±0.2 mm 距離
(サンプル-射出口間)290±1 mm (基本的に変更不可) サンプル取付け角度 54±1°(基本的に変更不可) 射出物 チルド鋳鉄(3.55~5.00mm)
(玄武岩7号砕石、鉄球等に変更可)射出面積 最大80×80 mm サンプル形状 適切サイズ: 平板100×100×0.7-1.0mmt
※サイズ外の平板、成形品も試験可能
ISO、VDA、欧州自動車メーカー規格等に対応可能な装置です!
評価・解析
レイティングナンバ評価
試験後のサンプルとISO 20567-1の標準図を目視にて比較し、下表のようにRatingをつけることで、傷の面積率を評価いたします。
Rating | Affected Area (%) | Rating | Affected Area (%) |
---|---|---|---|
0.5 | 0.2 | 3 | 19.2 |
1 | 1 | 3.5 | 29 |
1.5 | 2.5 | 4 | 43.8 |
2 | 5.5 | 4.5 | 58.3 |
2.5 | 10.7 | 5 | 81.3 |
画像解析ソフトによる評価
試験後のサンプルを写真撮影し、画像解析(2値化)することで、傷の面積と個数を解析いたします。
作業の流れ
関連ページ・関連リンク
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- No.56(2018年7月)グラベロ試験における砕石の水平方向飛翔速度計測事例
- No.51(2017年4月)【小特集:カーエレクトロニクスVol.1】車載電装製品の熱・飛来物等による耐衝撃性評価
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