物理分析
AESを用いた鋼板上のSi酸化物/金属Si深さ方向分析
分析事例
AES(オージェ電子分光法)による表面酸化物層の深さ方向分析の事例です。
装置、分析法の概要
- AESを用いると、数nm程度の最表面の元素の分析が可能です。Arイオンスパッタと組み合わせて、深さ方向分析が可能です。
データの説明
- 希硫酸中で腐食させたSi添加鋼の表面酸化物層のAESによる深さ方向分析により、Si酸化物が表面に生成していることがわかります。SiLMM AESスペクトルの化学シフトを利用して、酸化物Siと金属Siを分離しました。
腐食前後でのSi添加鋼における表面酸化物層のAESによる深さ方向分析
作業の流れ
関連ページ・関連リンク
JFE-TEC Newsバックナンバー
- No.25(2010年10月)微細構造を明らかにする物理解析(8)~表面微小部を分析するAES~
- No.25(2010年10月)電子で量る(4)~薄膜表面の分析技術としてのAESおよびXPS~
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