物理分析
SEMを用いたはんだとNiめっき界面合金相の観察
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電子部品の実装部品用の鉛フリーはんだ/Niめっき接合界面を観察
- 電子部品の実装部品用の鉛フリーはんだとニッケル(Ni)めっき接合界面を観察し、接合界面に形成した金属間化合物、ボイドや剥離の状態を調べます。製造直後、長期間使用後、あるいは信頼試験後の接合状態の変化も捉えられます。
- プリント基板のスルーホール、実装部品のはんだフィレットの状態を観察できます。また、半導体チップのワイヤボンディング、ダイボンディング、金属電極の接合界面の観察も可能です。
観察事例
プリント基板のニッケル(Ni)めっきと鉛フリーはんだ接合界面のSEM観察結果です。
不具合品(写真右:NG品)では、Niめっき上層Pリッチ層とSnNi系金属間化合物層の界面にクラックが発生しています。
一方、このようなクラックは良品では認められません。
このようなクラックは急速な金属間化合物の形成によるカーケンダルボイドによるものだと考えられています。
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JFE-TEC Newsバックナンバー
- No.52(2017年7月)カーエレクトロニクス分野における分析・解析技術 ~電子機器におけるはんだ接合部の分析・解析~
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